自宅のピアノを売りたいと思って調べていると、ピアノの買取りの見積一括査定のサービスがあることを目にすることも多いと思います。
有名どころのサイトは「引越し侍のピアノ買取」や「ズバット ピアノ買取比較」です。
このようなサイトには、これを使えばあなたのピアノを高く買取る業者がラクに見つかる!しかも利用はタダ!と書いてあるので、本当なら絶対に利用したいですよね。
でも、「これまで聞いたこともないサイトだし、本当に大丈夫なサービスなんだろうか」と不安に思い、使うのをためらってしまうかもしれません。(正直に言うと、私もはじめはちょっと心配になっていました)
ここでは、「評判は気になるけど実際のところはどうなの?」と思うあなたのために、「ピアノ買取りの一括査定」を使ってみた私の体験談をお話ししたいと思います。
はじめに感想を言ってしまうと、査定金額が驚きの結果!だったのと、見積りの流れも思ってたよりずっと簡単でした!
◆ピアノの買取・処分先探しに一括査定◆
もともと心配性な私は、一括査定サイトを使うのにこんなことが不安でした。
「電話がたくさん来そうでいやだ」
「何件も見積りを依頼するので、最後に断るのが大変かも」
「入力する個人情報は大丈夫なの?」
そして、
「本当にこちらが損をせず、ピアノに高い値段をつけてくれる所が見つかるの?」
ほかにもなんとなくもやもやとした気持ちがありましたが、ものは試しと思い切って一括査定をすることにしました!
先に、今回見積りをお願いしたピアノを紹介します。
ヤマハのアップライトピアノで、U3Gという機種のピアノです。
このピアノが製造されたのはおよそ45年ほど前だそう。
今とは物価が違うので簡単に比較はできませんが、もともと新品で当時30万円で販売されていたようです。
状態は今でも普通通り弾くことができるピアノで、少し外側にキズやへこみがあります。
<見積りをお願いしたピアノ>
<外側のへこみなどのキズ(右側)>
事前にネットで査定の買取り相場を調べたところ、だいたいは高くても10万円程度になっていて、さらにピアノにキズもあるのでもう少し下がると予想していました。
ピアノの見積り一括査定をお願いするサービスのサイトは、【引越し侍のピアノ買取】を使いました。
こちらのサイトだと、過去の利用者のデータから見積りの入力後すぐに買取り予想金額が表示されるとのこと。
それに加えて「プライバシーマーク」も取得していると表示されていたので、個人情報の取扱いも安心できると思って選びました。
さて、それでは見積りに必要な情報を入力していきます。(ドキドキ……)
今回はスマホで一括査定に必要な項目を入力しましたが、選択肢から選ぶ部分が多く文字を打ち込む部分が少ないのでさくさく進めることができました。
ちなみにパソコンからでも同じように入力ができるので、使いやすいほうから申し込むとよさそう。
入力後の確認画面をとっておいたので、順番に説明してみます。
<ピアノの一括査定 確認画面1>
ピアノの種類として「アップライトピアノ」か「グランドピアノ」、メーカー名、モデル名(機種名)、製造番号を入力しています。
実際に打ち込む部分は製造番号だけで、その他は選択式でした。
※なお、ピアノ情報の部分のピアノ確認方法は、「【5分で完了!】 ピアノの買取り査定に必要な項目のチェック方法」で説明していますので参考にしてみてください。
<ピアノの一括査定 確認画面2>
続いて、ペダルの本数、ピアノの色、オプション機能(自動演奏、ヘッドフォン消音機能)、ピアノの状態を選択していきました。
オプション機能はなかったので空欄、ピアノ状態は、キズが気になるので選択しました。
ピアノの設置場所では、郵便番号と住所以外は選択式になっていてサクサク入力できました。
<ピアノの一括査定 確認画面3>
お客様情報として、住所や名前、メールアドレスを入れる部分は間違えないように気をつけて入力。
あと、希望連絡方法は電話とメールの選択肢があったので時間に縛られない「メール」を選んでおきました。
ちなみにメールアドレスはケータイにしておくとピアノの買取業者が何件も見積りを送ってきてうるさそうだったのでパソコンのメルアドを入力。
その項目の下はキャンペーンやアンケートで、参加してもしなくてもどちらでもいいようになっていました。
引越し侍のピアノ買取の特典として、見積り依頼の入力完了後に過去の見積りの結果が表示されました。
表示されるのは、「機種名」、「製造年」、「最低価格」、「最高価格」、「都道府県」(ピアノのあった場所?)の5つでした。
私のピアノはヤマハのU3Gという機種だったんですが、これが生産期間が1年程度であまり台数の多くないピアノのようで同じ機種の過去のデータは残念ながら入っていませんでした。
でもその代わり、ヤマハのアップライトピアノで他の機種がいろいろと、20件ぐらい載っていました。
数の多いピアノであれば、同じ機種も含まれていそうです。
製造年や都道府県まで載っているので、自宅のピアノに当てはまる情報があればかなり心強いだろうなと思いました。
見積りに必要な情報を入力して送信したら、すぐにサービス元の「引越し侍」から登録したメールアドレスに確認のメールが届いていました。
これを見て、私のピアノの場合は見積りが連絡買取業者数の最大である5社から届くことが分かりました。
入力の時には希望連絡方法に「E-mail」を選択しましたが、もしもの時のためにか、それぞれの買取業者の電話番号も載っていました。
<引越し侍のピアノ買取からのメール(一部)>
確かに無料でたくさんのピアノの買取業者に見積りの依頼ができました!
深夜に見積り依頼を送ったので、このメールを読んだ後に見積り結果が気になりながらも眠りました。
次の日になり、夕方仕事から帰ってきて家のパソコンをさっそくチェックしました。
と、買取業者からのメールが!
予想の10万円を超えるのかドキドキしながら確認していくと……
<メールの1例>
さっそく10万円越えの10万8000円!!
このほかにも、すでに5つのすべての買取業者から見積り結果の連絡が来ていました。
利用した「引越し侍のピアノ買取」には見積り依頼から最長3日かかると書いてあったのですが、入力から1日かからずに見積りがそろったので、すぐに見積りを知らせてくれる業者が多いのではないかと思いました。
さて、それでは5件分のピアノの買取りの見積り額を発表します!
買取業者 | 見積り査定金額 | 査定の最高額との差 |
---|---|---|
A社 | 120,000円 | ー |
B社 | 110,000円 | -10,000円 |
C社 | 108,000円 | -12,000円 |
D社 | 105,000円 | -15,000円 |
E社 | 10,000円 | -110,000円 |
見積りをお願いしたピアノの最高査定額は、12万円でした!! 予想より2万円高くて大満足!
それと同時に気になったのが、E社の査定の低さ。たったの1万円……(汗)
もしももっと価値があることを知らずに売ってしまっていたら、絶対に後悔するところでした!
また、一番安いのを除いても4社の間で1万5千円の差が出ているので、同じものを売るのに買い取り先が違うだけでそれだけ得すると考えると、とてもありがたかったです。
ちなみになんですが、落ち着いて一番価格が低かったE社について考えてみると、業者が郊外のショッピングモールに販売用の店舗を持っているところでした。
お客さんの層を考慮するとあまり大きなピアノは置きたくないので、安い値段になったんじゃないかなと思います。
実際の理由は分かりませんが、このような場合があるから見積りを比較するのは大切なんだと実感しました!
それぞれの買取業者の見積りメールには、ピアノの査定価格だけでなく注意事項も載っていました。
メールで届いた査定額の有効期限(1ヶ月程度が多いよう)やピアノの椅子などの付属品の引き取りの費用、ピアノの買取り金額の支払い方など、各業者によって少しずつ内容が違うので、よくよく比較することが大切だと思いました。
もし万が一ピアノの引き取り時に違うことを言われても、文面でしっかり残っているので証拠としても使えると思います。
実は、上の見積りが出そろった後、その中の1社から登録しておいた電話番号に電話がかかってきました。
何を言われるのか心配しながら出てみると、「他社のピアノの買取り査定額と相談して買取り価格を上げさせてもらいたい」との申し出が!
買取業者のほうから高値を提示したいと申し出てきたので、ちょっとびっくりしてしまいました。
そのまま電話で出そろっていた査定の最高値を伝えてその場は電話を切ったんですが、その後折り返しの電話に出られなかったのでメールで再査定額が送られてきました。
ただ、その額が最高値よりも1000円だけ上乗せされた12万千円だったので、気乗りがせずにお断りすることにしました。
電話をもらったのにそのままではと思いかけ直したのですが何度もつながらず、仕方なくメールで伝えました。
また電話がかかってきて面倒になるのはいやだと思い、「電話は不要です」とも書き添えておきました。
その後はメールで分かりましたと連絡があり、ほっと一安心。
また、その他の見積りメールだけ送ってきて買取りを依頼しなかったところはこちらから業者に連絡しませんでしたが、こちらも特に問題ありませんでした。
今回ピアノの見積り一括査定を利用してみて、一番感じたのは
「やっぱり見積りを比較するって大事!」
ということでした。
「引越し侍のピアノ買取」にピアノの査定額に10万円も差が出ることがあると書かれていて、実はウソなんじゃないかと疑っていましたが、それ以上の差が出てしまって本当に驚きでした!
その他にも、一括査定のための入力は簡単でしたし、連絡方法にメールを選択したのもあって見積りの比較もラクでした。
個人情報についても今のところ悪用されている感じはないですね。
あと私がけっこう気になっていた「お断り」の手間については、基本的にはこちらから連絡する必要はなかったのですごく良かったです。
今回電話が1社からかかってきてそれがちょっと面倒だった(内容は良かったんですが)ので、早めに済ますかメールで返事をしちゃえば時間が取られないと思いました。
ということで、あなたも家のピアノを売る予定であれば絶対に一括査定のサービスを活用したほうがいいと思います!
少なくとも無料で使えるためこれを使ったからといって損をすることはないです。
むしろ得をする可能性がとても高いです! ぜひピアノの見積り依頼先の選択肢に入れてみてください。
★今回利用した「引越し侍のピアノ買取」へはこちら↓
(※引越ししない方ももちろん利用できます!)