おしゃれなお店や自宅のインテリアなどとして活躍していたピアノも、部屋の改装や引っ越しなどの理由から手放さなくてはならないこともありますよね。
そのようなピアノには、よく自動演奏機能がついていると思います。
優雅な時間を提供してくれる機能ですが、この機能のついたピアノを買取りに出す場合は通常どおり売れるでしょうか?
実は、私は自動演奏のできるピアノは所有したことがないのでこの記事を書くためにいろいろ調べたんですが、その結果予想外の答えが判明しました。
自動演奏機能のあるピアノの買取り価格は、買取業者によって買取り不可〜高額査定とさまざまだったのです!
このことについて、そして自動演奏機能のあるピアノをできるだけ高く買い取ってもらうためにするべきことについても説明していきたいと思います。
◆ピアノの買取・処分先探しに一括査定◆
まずは、ピアノの自動演奏機能の種類について説明していきます。
自動演奏機能には、大きく2つに分けると @ 実際にピアノ自体を動かして音を鳴らすもの と、A 電子ピアノのように録音した音のみ鳴らすもの があります。
@ のほうは鍵盤部分を動かすため高価なものが多く、それに比べて A は音を流すだけなのでリースナブルです。
どちらもほかの機能として、消音機能(ピアノ演奏をヘッドフォンから聞こえるようにする)や録音機能のあるものなどもあります。
また、どちらもピアノの製造時に作り付けられたものと、ピアノを購入した後に後付けしたものがあり、それによる買取り査定への影響も考えられます。
※Aの鍵盤が動かずに音楽が再生されるもので消音機能のあるピアノについての買取りについては、「消音機能の装置がついたピアノは買取り価格が高くなる?」もご覧ください。
@に当てはまるピアノの場合、ピアノの買取り金額は自動演奏機能によって大きく影響を受けるので、どうやって鍵盤が動き演奏されるのか、仕組みをかんたんに説明しておきたいと思います。
鍵盤が動く仕組みは、鍵盤の奥に鍵盤ごとに設置された電磁石が曲の電気信号を受けることによって動き、演奏しているように鍵盤が動くため音が鳴ります。
電磁石が動く様子はあまり見たことがないと思うんですが、まるでモグラたたきのモグラがぴょこぴょこ穴から出てくるように動いて鍵盤の奥を突き上げることで動かしているんです。
これが一つ一つの鍵盤に設置されているので、通常のピアノでは鍵盤が88個あるので電磁石も88つ取り付けられています。
さて、冒頭でも書いたとおり、自動演奏機能のあるピアノは買取業者によって買取り不可な場合から高値で買い取りがされる場合もあります。
先に、自動演奏機能によってピアノが高額査定となる場合を見ていきましょう。
高く買い取ってもらえるのは、自動演奏機能というオプションが価値が高いと評価されたからに他なりません。
もし新品で取り付ける場合には数十万〜百万円とかかるものなので、中古のピアノと機能であってもお金を出して買い取りたいんですね。
電子機器のため、多くの場合は新品の購入から10年以内であれば高値で買い取ってもらえる可能性は高いでしょう。
また、自動演奏機能は電子機器のため、メーカーや商品のグレードなどによって価値も異なってきますよ。
最新式の機能、例えばスマートフォンなどでも操作のできるものはかなり高額で買い取ってもらえるはずです!
それでは、自動演奏機能によって買取り不可になってしまったり、ピアノの査定が下がってしまう場合があるのはなぜでしょうか?
先ほども少し触れたとおり、自動演奏機能は電子機器のため、機器の製造時期は影響が大きく、作られてから20年以上と古い場合にはなかなか買取りがされないかもしれません。
ほかの電子機器を考えてもらうと分かると思うんですが、例えば20年前のテレビやラジカセでは現在新品のものとは機能も少なく、故障もしやすいと考える人が多いです。
それでは自動演奏機能を取り外せばいいのかというと、個人ではそれも難しいと思います。
特に鍵盤を動かして自動で音を鳴らしている場合、それぞれの鍵盤ごとに装置が取り付けられているため取り外しが大変で無理矢理取ろうとするとピアノ自体が故障してしまう恐れがあるので、買取業者などに任せた方がいいんです。
また、その他にも査定が下がる要因がいくつかあるので、下で確認していきましょう。
鍵盤も動く自動演奏ピアノの場合、多くの場合は自動演奏を長時間しているので、楽器として消耗している場合が多いです。
ピアニストにしか弾けないような難曲を聴けたり、気に入った曲を長時間リアルな音色で聴けるのはメリットなんですが、実際にピアノもそれを弾かれている状態になっているため内部の部品の消耗が激しくなりがちです。
自動演奏装置のメーカーや商品によっては、すでに装置の保証が切れてしまっていることもあります。
このようなものは、特に後付け品でみられます。
すでに製造が終了していたり保証期間が過ぎている場合、修理するための部品が手に入りにくいことがあります。
メーカーの純正品でなくても直せることはあるようですが、必ず直せるわけではないので今故障していなくても今後のことを考えると買取り手がつきにくくなっています。
自動演奏をするために入っているデータ以外に聴きたい場合、追加で曲を演奏させるためにはメーカーから追加データを購入する必要があるのですが、古い自動演奏装置だとすでに販売を終了している場合があります。
自動演奏装置によっては、古いものでは曲データがフロッピーディスクに保存されていて、それを差し込むことで曲の演奏ができるようになっています。
ですが、フロッピーディスク自体が現在ではあまり利用されていないメディア(記録媒体)になっています。
今後できれば中古ピアノを買って10年、20年とそのまま自動演奏機能も使用したいと考える人も多いため、なかなか買取り手が見つからないんです。
このように、自動演奏機能によって残念ながらピアノ自体の査定に悪影響が出てしまう場合も多いようです。
また、これらの理由から自動演奏機能のついたピアノは一切買い取らないという買取業者もあるため、依頼する際には注意しておかなければいけません。
このように、自動演奏機能のあるピアノは、ピアノや装置の状態や買取業者によって査定はさまざまになってきます。
それでは、どうすればできるだけ高く自動演奏ピアノを買い取ってもらえるのか、チェックしていきましょう。
とにかくまずはできるだけ多くのピアノ専門の買取業者に見積りを依頼しましょう。
見積りだけなら無料なところが多いので、根気よく探してみてください。
また、ピアノの「無料一括査定」サイトを利用すれば、面倒な見積り依頼も1回でたくさんの業者にお願いできるので活用するといいと思います。
ピアノの一括査定を初めて利用したい場合は、「【初めてでも安心】 無料一括査定でピアノの買取金額を簡単に比較!」もご覧くださいね。
見積りをお願いする際には、自動演奏機能についてしっかりと買取業者に伝えましょう。
もし伝えておらずピアノの引き取りの時に分かった場合、買取り金額が下がったり買取りが不可となる場合があります。
また、見積りの時点でどこが高く買い取ってくれるか正確に判断するためにも、正しい情報を伝えておくことが大切です。
サイトで見積りをお願いした時には入力した情報だけでは査定ができず、買取業者から自動演奏機能の詳細について確認のため電話などがあるかもしれないので、その際も正確な情報を伝えるようにしてくださいね。
何件もピアノの見積りをしても、古いものであれば残念ながら値段のつかない場合もあるでしょう。
今はネットから見積りの依頼ができるので、一括査定サイトも併用すればピアノの置いてある地域にもよりますが、10件程度から回答は得られると思います。
そこまでしても残念ながら買取り価格が付かない場合は、できるだけ無料でピアノを引き取ってくれる買取業者に引き取りをお願いするのがいいです。
通常のゴミの廃棄業者にお願いすると有料で引き取りになるので、費用がかかるためおすすめできません。
無料での引き取りができない場合でも、買取業者によって金額がさまざまなので、できるだけ費用を抑えられる業者にお願いするようにしてくださいね。
<ピアノの買取りで損しないために!>
すっかり寒い日が続いて、雪が降った地域も多くなってきましたね。
年内にピアノの処分を考えている方は早めに見積もり依頼を複数の場所にしておきましょう。
天気が悪い日が続くと回収してもらえる日が遅れる可能性があります!— 中の人 @ピアノ買取り便利帳 (@piano_purchase) December 10, 2024