あなたの家のビクターのピアノをそろそろ処分したいと思ったら、ピアノを専門とする買取業者に買取り査定の見積りを出してもらうことが大切です。
ですが、知り合いに聞いてもビクターピアノを知らないと言われることも多く、マイナーなピアノなので買い取ってもらえるか心配になるかもしれません。
ここでは、ビクターピアノの買取り事情や、買取りの際の注意点として複数の買取業者から見積りを取ることなどを解説したいと思います。
知っておくと買取業者を上手に選べるようになるので、失敗せずにピアノを売ることができるはずです。
◆ピアノの買取・処分先探しに一括査定◆
まずはビクターピアノについて少し説明していきますね。
私はビクターのピアノを持っていないので調べた情報になりますが、「ビクター」というのは日本ビクター(現在の株式会社JVCケンウッド)という企業のことです。
あなたも「Victor」と書かれたスピーカーやカセットテープ、音楽以外ではビデオカメラなどの電化製品を見たことがあるのではないでしょうか。
探してみると私の家にもVictorのCDラジカセがありました。オレンジの○の中がロゴになります。
ビクターのピアノがあると私が初めて知った時、電子楽器ならともかくアコースティックな楽器のピアノを販売しているイメージがなかったのでとても驚きました!
でもどうやってビクターがピアノを作ったのかと疑問に思ったところ、ピアノ自体は昭和の時代に日本の4大ピアノメーカーの1つと言われた「アトラスピアノ製造」や、ピアノ製造の中堅企業とされた「フローラピアノ製造」に委託して生産していたようです。
どちらも静岡県浜松市の会社でピアノの手作りメーカーだったため、品質は確かです。
ビクターピアノは平成に入るころに販売を終了したようなので、どのビクターのピアノも製造から30年以上が経っているでしょう。
ビクターのピアノは、正直に言うと買取り時になかなか値段がつきにくいです。
これはビクターだけではなく、昭和の時代に何十とあったピアノブランドでも同じで、ピアノの品質は関係なくマイナーだというだけで安い価格になってしまっています。
というのも、だれもが知っているヤマハやカワイなどの有名ピアノ以外は中古ピアノの買取り手がつきにくいからです。
多くのピアノ買取業者は、そういったピアノは低価格の買取り金額になるか、買取り自体を行っておらず無料回収や引き取り料を取られるところも。
そんなことを知ってしまうと、なんだかくやしいですよね……
でも、数多くある買取業者の中には、「ビクターピアノだから欲しい!」 というところもあるそうですよ。
実は、ピアノはメーカーやブランドによって音色が異なるので、ピアノにこだわりを持つ人や詳しい人にとってはそれぞれの好みのピアノがあります。
そのようなピアノ愛好家向けの中古ピアノ販売店とつながりのある買取業者にとっては、マイナーピアノは珍しいピアノとなるので喜んで高値を提示してくれるでしょう。
家のピアノが古くて心配な場合も、作られてから40年以内(場合によってはそれ以上でも)で故障のないものならほとんどの場合買取り金額がつきますよ。
製造時期が分からない場合も、気軽に買取業者に聞いてみて大丈夫です。
また、ビクターピアノはほかのメーカーのピアノよりも若干ではありますが音が整っていないことがあるそうなので、調律師の腕が物を言うピアノのようです。
あなたはピアノを売る前に調律をする必要はありませんが、買い取られた後に業者が手を入れることになるため技術力のある調律師をかかえる買取業者でないと買取りにくいということもあるかもしれません。
このためにも、ビクターピアノを売る際には買取業者をしっかりと選ぶ必要があります。
ビクターピアノを買い取ってもらう時に安い価格買い取られないようにする方法、それは複数のピアノ買取業者に見積りを出してもらうことになります。
これならピアノを売るのが初めてな場合やピアノに詳しくなくても大丈夫。
見積り査定で高値を提示してくれるところを選べばいいので、依頼したい買取業者を簡単に選び出すことができます。
でも、見積りの比較をしたい時に1つ問題となるのが、「見積りを集めるのが大変」ということ。
ピアノの見積りは買取業者に電話やメール、ホームページの見積り依頼フォームなどから連絡することで頼むことができます。
ただし、頼む際にはピアノの製造番号などの情報を必ず聞かれるので、それらを伝えるのにどうしても時間がかかってしまいます。
※買取業者に伝えるピアノの情報について知りたい方は、「【5分で完了!】 ピアノの買取り査定に必要な項目のチェック方法」をご覧ください。
見積りを集める手間と時間は惜しいけど、家のピアノはできるだけ高く買い取ってもらいたい……
そんな気持ちを理解してか、面倒な見積り集めの作業をラクにしてくれる、ピアノの「見積り一括査定」というサービスがあります。
具体的には、下の「引っ越し侍のピアノ買取」のようなサービスです。(※引越ししない方ももちろん利用できます!)
見積り一括査定の利用料は無料で、1回の見積り依頼でたいていのサービスは最大5件の買取業者に連絡をしたことにしてくれます。
買取業者は一括査定のサービスと提携している会社の中から自動で選ばれるので、あなたが買取業者を探し出す手間も省けるのでとてもラクに見積りを集めることができますよ。
使い方についてはそれぞれの一括査定サイトにも載っていますが、私が過去に「引っ越し侍のピアノ買取」からピアノの買取り金額の見積もりをお願いしてみた時のことを下の記事でもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
【関連ページ】
「【体験談】実際にピアノ買取り一括査定を使ってみました」
この体験談でも書いていますが、全く同じピアノでも、買取業者が異なるだけで買取り価格に 10万円 も差が出ることがあるんです!
はじめは私も半信半疑だったのですが、私自身のピアノの見積りを出したところ実際に11万円の差が出てしまったので、複数の買取業者の買取り価格を見積りで比較することは絶対に行ってくださいね。
また、ピアノの一括査定サイトは他にもあるので、どんなところがあるか興味のある方はこの下の記事をチェックしてみてください。
【関連ページ】
「家のピアノを買取りに出すときのコツ、知ってますか?」
☆一括査定ランキングも掲載中
あなたのビクターピアノが高値で買取りされることで、大切にしてくれる人の手に渡ることを願っています。
<ピアノの買取りで損しないために!>
そろそろ9月もおわりで、少し過ごしやすい陽気になってきましたがいかがお過ごしですか?
ピアノの買取にとっては、春に次いで引っ越しのシーズンなので少し業者が混雑しがちです。
10月に入ればそれほどではないので、雨でなければ処分しやすい時期ですよ。— 中の人 @ピアノ買取り便利帳 (@piano_purchase) September 28, 2024