自宅のピアノの置き場所として、リビングやキッチンの近くを使っていることも多くあると思います。
日本の住まいは部屋数も少なく、狭い部屋が多いので仕方ないことも多いです。
でも、このような場所ではリビングでは家族に喫煙者がいる場合はタバコ、キッチン近くでは油や水分が空気といっしょに飛んできてピアノを傷める場合があるので要注意。
このような場合に買取りにどんな影響があるのかチェックして、実際の査定であわてないようにしておきましょう。
◆ピアノの買取・処分先探しに一括査定◆
ピアノの近くでタバコを吸っていた場合、ピアノの買取りでは査定が下がることが多いです。
しかも、ピアノの買取業者の中には残念ながら「買取り不可」としているところも。
ピアノにタバコのヤニによる汚れやタバコの臭いがついてしまうと、なかなか元の状態に戻せないためどうしても低価格になりがちです。
以下にそれぞれの項目について、くわしく挙げてみます。
空気の流れによって煙の中に含まれる細かな粒子がくっつくため、ピアノの外装はもちろん、ピアノの鍵盤や中身まで汚れてしまいます。
ピアノ塗装面については専門の機械を使用して磨けばきれいになることが多いですが、弦をたたくハンマーなどの材料のフェルトがヤニによって茶色っぽく変色してしまいます。
こうなると、買取りの後でフェルトの交換が必要になってきます。
また、ピアノの塗装していない部分はきれいにしにくいです。
言わずと知れたタバコの臭いも、なかなか取ることができません。
特にピアノ内部のフェルト部分や木材の塗装していない部分に臭いが染みつきやすいです。
中古のピアノとして販売される時にはタバコの臭いは気にする人が多いので、金額も下がりがちです。
台所付近にピアノが置いてある場合、空気の流れによっては油や水分の影響で査定が下がることがあります。
具体的には、油の汚れ、水分(水蒸気)、そして油の臭いによる影響が挙げられます。
料理のときに、揚げ物だけでなく油を使って炒め物をした場合にも、気体となった油が空気といっしょに移動してピアノの部分で冷えてこびりついてしまう場合があります。
キッチンの換気扇の汚れを想像すると分かりやすいかもしれませんね。
ピアノの外装は気にならなくても、ピアノの中に多く使われているフェルト類が汚れやすいので注意。
汚れがひどい場合には、タバコの場合と同じく買取り後に部品の交換が必要になるため査定が下がります。
ピアノは湿気に弱い楽器です。
そのため、流し台の近くにピアノがある場合、ピアノのフェルト類などが膨張して鍵盤の動きがスムーズにいかないなどの不具合が出やすいです。
不具合がひどくなければ査定にはそれほど影響はないので、心配は少ないでしょう。
販売されている中古のピアノから料理の香りがしたら、残念ながらガッカリしてしまうと思います。
もちろん販売前に清掃やメンテナンスはされますが、しつこい臭いだとそれでもなかなか取れないため買取り価格が下がってしまいます。
ピアノの買取りの前に、できるならピアノを査定が下がりにくい状態にしておきたいと考えるかもしれません。
あまりおすすめはしませんが、もしやってみたい場合は臭い対策であればできることがあります。
もっとも、ヤニや油の汚れと臭いについては完全に取り除くことはできないので、無臭になることはありませんが……(汗)
臭いの対策として、脱臭剤をピアノの近くに設置しましょう。
ピアノ専用も楽器用品点に売っていますが、スーパーやホームセンターなどにある一般的なものでも使えます。
ただし、タバコの脱臭剤にあるような水分を含んでいるものはピアノが悪くなる可能性があるためNG。
乾燥剤を兼ねたタイプや備長炭、ちょっと意外なところでは重曹が使えます。
重曹の場合は、お茶のパックなどに2重に入れて粉が外に出ないように充分に注意してくださいね。
ピアノの内部に置くのが理想ですが、置き場所が見つかりにくいと思うので、脱臭剤が小さな物なら鍵盤の上、大きな物はピアノのすぐ横に設置すると良いと思います。
ピアノには小さなすき間が多くあるため、臭いの発生源から少し離れていても効果があると思います。
……と、やり方を書きましたが、現実的には脱臭剤の準備でお金がかかるので先ほど述べたとおりおすすめはしません。
なお、たばこのヤニや油の汚れについては外装や内装の掃除は難しいので、買取りまでは軽くほこりを取るくらいにして、そのままにしておきましょう。
ピアノの汚れや傷みがこれ以上進まないようにするためには、早めにピアノを買い取ってもらうのが得策だとも言えます。
タバコや台所の近くのピアノでは、このように査定が下がる場合が多いです。
そうではありながら、買取りは可能な場合ももちろんあります。
できるだけ高い値段でこのようなピアノを売るために、気をつけてほしいことがあります。
ピアノの買取りの見積りを依頼するときには、タバコの喫煙場所やキッチン近くにピアノが置いてあることを必ず伝えるようにしましょう。
査定が下がるような内容はなかなか話しづらいもの。
ですが、自宅に買取り業者が来てから査定が下げられるのを未然に防ぐために必要なことなんです。
また、見積り時に正しくピアノの状態を伝えておくことで、複数社からの見積り金額も正しくなり、高く買い取ってもらえるところを見つけやすくなります。
自分ではあまり気にならない程度だとしても、特にタバコの汚れや臭いは敏感な人も多いため、部屋で吸っていた人がいる場合は必ず伝えておいてくださいね。
タバコを吸っていた近くにあるピアノは買取り不可としている業者もあるため、買取り先が限られています。
それだけでなく、買取り業者のマイナス査定の金額は業者ごとに異なるため、キッチン周りのピアノもできるだけ多くの買取業者に見積りを出してもらうことでしっかりと価格をつけてくれるところを見つけましょう。
たくさんの会社に見積りを依頼するのは大変ですが、無料で利用できる【引越し侍のピアノ買取】などのピアノの「一括査定サイト」なども利用することで、手軽に多くの見積りを集めることができますよ。
※ピアノの一括査定サイトについて、詳しくは「【初めてでも安心】 無料一括査定でピアノの買取金額を簡単に比較!」もご覧ください。
<ピアノの買取りで損しないために!>
引っ越しの多い3月末には、ピアノの処分や買取りも多くなるのでこの時期は混み合います!
家のピアノを今このタイミングでという方は、買取業者へすぐにサイトから問い合わせましょう。
このとき必ず複数のところから相見積もりを取ること!
損しないように気をつけて。
グッドラック!— 中の人 @ピアノ買取り便利帳 (@piano_purchase) March 15, 2025