買取りを考えているあなたのピアノに、消音機能はついていますか?
消音機能とは、ピアノを弾いても通常の音が鳴らなくなる代わりに、ヘッドフォンで音を聞ける機能のことです。
もしもこの機能がある場合は、査定がプラスになるのではないかと思う人も多いでしょう。
ここでは、実際には消音装置のついたピアノの買取りの価格はどうなるのかを解説していきます。
◆ピアノの買取・処分先探しに一括査定◆
買取りの話をする前に、ピアノの消音機能についてもう少し詳しく説明しておきます。
ピアノの消音機能は、ピアノの通常の音を出さなくする代わりに、それに近い電子音をヘッドフォンなどで聴くことができる機能のことです。
電子音といっても、かなり本物のピアノに近い音色を出せるものもあり、機能の内容によっては通常のピアノ以外の音も出せるなど、多機能のものもあります。
消音装置はピアノの製造時に本体にオプションとして作り付けられているものと、ピアノに後から消音ユニットというものを取り付けるものの2パターンがあります。
ヤマハなら「サイレントピアノ」という名前で商品化されており、ピアノメーカー以外からも消音ユニットは販売されています。
消音機能のあるピアノは、もちろん買取りが可能です。
さらに、その後中古ピアノとして再生された際の需要は充分にあるので、消音機能により査定がアップすることも多いでしょう。
現代では人によって生活リズムも異なるため、早朝や夜中であってもいつでもピアノの練習をしたい人はたくさんいます。
ほかにも、ピアノの練習をし始めたばかりのときや、何かのイベントの出し物で演奏する予定の曲をほかの人には聴かれたくない場合にも気にすることなく存分に練習できるので、多くの人が欲しがる機能だと思います。
他の人に音を聴かれずに弾く練習をするには電子ピアノという選択肢もあるのですが、やはり鍵盤のタッチ(指の触れる感覚)がピアノとは異なるため、特に習い事としてピアノを練習していたりピアノで演奏を披露する人にとっては本物のピアノで練習したいという希望も多いです。
そのようなピアノを買いたい人のニーズがあるので、消音機能にも値段がつくことが多いんですね。
もしも消音装置が故障している場合には、消音機能がなかった場合よりも査定額が下がってしまう場合があります。
これは、中古ピアノを買う人のことを考えると分かるんですが、中古とは言え部分的ではあっても故障したものを買おうとは思わないからです。
消音機能に不具合があるピアノは買取りされた後に必ず修理や機能の取り外しが行われるので、そのための作業の費用分の金額が査定額に響いてくるのです。
消音機能は電子機器を使っているため、ほとんどの部分が大丈夫であっても一部の機能だけが使えなくなっている場合もあるかもしれません。
ピアノの買取りのために見積りを依頼するときには、消音機能はすべての配線が使用できる状態かどうかも事前に確認しておくといいと思います。
また、ある程度古くなると消音装置は電子製品のため型落ち品として扱われるため、消音装置自体の査定がつかずに値段が上がらない場合もあるので注意してください。
ちなみに、ピアノの査定に悪影響がありそうだと思う場合に、機械などに詳しい人はご自身で消音装置を取り外そうかと考える人もいるかもしれませんが、これはやらないほうが安心です。
ピアノの消音装置は電子製品ではありますが、通常の取り付けや取り外しは調律師などのピアノに詳しい人が行います。
もしピアノに詳しくない人が取り外そうとすると、ピアノ本体にダメージを与えてしまい、さらに査定が下がる恐れがあるので消音装置はそのままで査定してもらってくださいね。
ピアノの消音装置はさまざまなメーカーやグレードのものが出ていますが、それによって査定がどれほどのものとなるかはそれぞれのピアノの買取業者によって異なってきます。
消音装置は電子製品なので、新しいものの方が高くなりやすいです。
また、上でも述べたように、電化製品などと同じく古い物は査定がプラスにならない可能性も。
なお、ヘッドフォンなどの消音装置の付属品は劣化していなければ売れる可能性もあるので、不要の場合は忘れずに査定してもらってくださいね。
ピアノの買取りの見積りを依頼する際には、消音機能についても伝えるようにすることで正確な見積り金額を出してもらうことができます。
後付けの消音ユニットの場合は、メーカーや商品名なども伝えておくといいでしょう。
また、消音機能やピアノ自体の買取り価格は、買取業者ごとにまちまちです。
チラシやサイトなどに「どこよりも高く買います!」などと書いてある場合でも、見積りは必ずいくつかの買取業者から出してもらうことで、高く買い取ってもらうことができます。
ピアノの消音機能についても価値を認めてくれる業者と出会い、ぜひ高く買い取ってもらってくださいね!
<ピアノの買取りで損しないために!>
引っ越しの多い3月末には、ピアノの処分や買取りも多くなるのでこの時期は混み合います!
家のピアノを今このタイミングでという方は、買取業者へすぐにサイトから問い合わせましょう。
このとき必ず複数のところから相見積もりを取ること!
損しないように気をつけて。
グッドラック!— 中の人 @ピアノ買取り便利帳 (@piano_purchase) March 15, 2025