今までに、自分のピアノを売った経験があるという人はそれほど多くないと思います。
中には自宅に売りたいピアノはあるけれど、自分ではピアノに触れたことがないため「買取り以前にピアノについて何も分からない……」なんて場合もあるかもしれません。
ここでは、そんな方でも分かりやすいように、ピアノの買取りのおおまかな流れをまとめてみたいと思います。
◆ピアノの買取・処分先探しに一括査定◆
「買取り」と言うと、多くの場合は買取りを取り扱っている店舗にこちらから持ち込んで価格を査定してもらうことがほとんどですが、ピアノは大きくて動かすことが大変なため家から買取業者の店舗に持ち込むことはほとんどありません。
その代わり、ピアノの査定はこちらから買取業者に連絡をして見積りをしてもらったのち、OKな場合は自宅に業者を呼んで本査定と買取りをすることになります。
この点をおさえた上で、以下の1.〜5.までのピアノを売るときの手順を確認していきましょう。
まずはあなたが売りたいピアノのことについて情報を整理しておきましょう。
見積りをするために、業者に伝えることをまとめておきます。
見積りに必ずチェックする項目は「ピアノの色」、「アップライトピアノかグランドピアノか」、「メーカー名」、「ペダルの本数」、「機種名(モデル名)と製造番号」です。
この他にも、傷や痛み、設置場所、ピアノを運び入れた時の方法などについても答えられるようにしておきましょう。
ピアノの買取り価格はこれらの情報でほとんど決まるため、正確な情報を集めておくことが大切です。
これらの情報の調べ方については、「5分で完了! ピアノの買取り査定に必要な項目を事前にチェックしよう」をご覧ください。
ピアノの見積りに必要な情報がそろったら、買取業者に見積りをお願いします。
見積りは無料のところがほとんどです。
どの買取業者にするか悩んでしまうかもしれませんが、この時点では見積りだけなのでそこまで深く考えなくてもいいです。(ただし横暴な態度の悪質な業者も中にはいるようなので、電話などの際には注意しておきましょう)
見積りの申し込みは、買取業者への電話やネットのサイトからの申し込みフォームなどから依頼することができます。
このとき、できるだけ多くの業者に見積りをお願いしたほうが比較する見積りも多く集まるため、ピアノが高く売れる可能性も高くなります。
買取業者を探すのに手間取ってしまいそうな人、また複数の業者に問い合わせるのが手間だと感じる人は、ネットの「一括買取査定サイト」を利用すると1度の必要事項の入力でいくつかの業者から見積りを出してもらえます。
「一括買取査定サイト」というのは、具体的には「引越し侍のピアノ買取」のようなサービスです。(※引越ししない方ももちろん利用OK)
これを使うことで、面倒な複数の業者への見積もり依頼を完了させることができてしまいます。
全国に対応しているサービスも多く、業者の買取り対応地域を気にせずに利用できるので便利です。
見積りの値段が分かるのは、電話であればその場で、お問い合わせフォームなどでは即日〜2・3日程度かかることが多いです。
なお、業者によって買取時に別途費用(出張費やピアノ運送費など)がかかる場合があるため、電話で聞くのであればこの時点で確認しておくと安心です。
買取りをお願いしたい買取業者のホームページや評判を調べて、安心して買取りを任せることができそうか調べましょう。
少し手間がかかりますが、下調べは絶対に外せないほど重要です。
残念ながら、ピアノの買取業者の中には買取りの本査定のときに相場よりも大幅に値段を下げたり、状態が悪いため買い取れないと言って無料での引き取りのみできると言ってくることもあるようです。
そのようなトラブルに巻き込まれないように、高い見積りを出してくれた業者であっても、買取りの依頼をする前に信頼のできるところであるかをできるかぎり確認しておきましょう。
実際にピアノを売った人が身近にいれば、ぜひ一度話を聞いてみてください。
業者選びの参考になるだけでなく、体験談を聞くと買取りの様子を鮮明にイメージできると思います。
また、ネットでの口コミも絶対に正しいわけではありませんが、ある程度は参考になると思います。
買取りをお願いする業者を決めたら、電話やメールで依頼をしましょう。
このとき、できる限り買取り依頼の後にキャンセルや変更のないように注意します。
また、業者によって買取時に別途費用(出張費やピアノ運送費など)がかかる場合があるので、分からないことや不安なことは買取りをお願いする前にこちらからしっかりと確認することが大切です。
お互いに都合の良い日時を話して決まったら、あとは当日を待ちましょう。
事前に買取業者と打ち合わせて決めておいた日時に、買取業者の作業員が訪問します。
業者の人がピアノを実際に見て、見積り時の情報と異なる点がないかを確認していきます。
事前のピアノの情報と同じであれば見積り時の金額、異なれば見積りから増減された金額が本査定の価格として提示されます。
提示された金額が納得できる価格であれば、業者にピアノを引き取ってもらいます。
その後の買取り代金の支払い方法は、その場で現金払いであったり後日銀行振り込みにて支払いであったりと、業者ごとに異なるので忘れず確認しておきましょう。
なお、安心してピアノを引き取ってもらうためには、立ち会う人数は1人ではなく2人のほうが相談もできるのでおすすめです。
以上がピアノを売る際の流れになります。
初めてのことで心配になることもあるとは思いますが、この手順どおりに進めることで迷うことなくあなたのピアノを買取ってもらえると思います。
また、疑問に感じたことはすぐに買取業者に質問することで、安心して買取りを任せられるようにするといいですよ。
<ピアノの買取りで損しないために!>
そろそろ9月もおわりで、少し過ごしやすい陽気になってきましたがいかがお過ごしですか?
ピアノの買取にとっては、春に次いで引っ越しのシーズンなので少し業者が混雑しがちです。
10月に入ればそれほどではないので、雨でなければ処分しやすい時期ですよ。— 中の人 @ピアノ買取り便利帳 (@piano_purchase) September 28, 2024